子どもが「親が敷いたレール」以外の道を見つけて自立しはじめたとき、どうする?

「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
- 名前
- 西山美希子/Mikiko Nishiyama
- 家族
- 4人(9歳男の子と7歳女の子)
- 所在地
- 東京都
- お仕事
- DESCENDANTデザイナー
- URL
- Mikiko Nishiyama Instagram
【「机上の勉強よりも実体験!」の子育て】
62、74、56・・・並べられる偏差値という数字。
この数字にわたしは以前から違和感を感じています。
学校のレベルを測るとき、学校を選ぶとき、日本では偏差値が重視される傾向があります。
わたしは、自分の子どもたちには、偏差値の高いところに向かうより、自分のやりたいことに向かって進んでもらいたいです。
「何になりたいか」「どうなりたいか」を見つけて、そこに向かうルートに行きたい大学があるのであれば、行けばいいだけと考えています。
偏差値の高い学校を出たからって、自分が満足できる仕事につける保証はありません。
幸せになれるわけでもありません。
この子達が大人になった時、AIの進化に伴い、ましてはアフターコロナで社会は一変するでしょう。AIが人間の代わりに何でもやってくれる社会で残る仕事は、人間にしか出来ない仕事です。
そんな時代を生き抜く子どもたちに必要な力とは、「自らを発見し探究する力」ではないでしょうか?
自分のオリジナリティを理解して、強みにして生きていくこと。それが新しい社会を生き抜く鍵となる気がします。
さて・・・現在小学4年生の我が家の息子。彼にぴったりだと思って、受験を経て入学した私立の小学校。エスカレーター式で大学まで行けるのですが、最近彼は自分が行きたい大学見つけてきました。
田舎にあるその大学について、わたしは名前を聞いたことがなく知りませんでした。
でも、息子がある日TVで観た爬虫類の博士が、爬虫類の捕まえ方がラディカルでかっこよかったようで、以来尊敬していて・・・。どうやらその博士がそちらの大学で教授をしていらっしゃるようで、教わりたいようなんです。
調べてみたら、今の学校の大学より偏差値ははるかに低かったのですが(笑)、
わたしは全力で息子を応援して、その大学に入学してもらいたいと思っています。
息子が息子らしく幸せに生きるために、彼の強みを伸ばしてあげること。それが親としての今の私の課題です。
〈西山美希子さん連載〉
「机上の勉強よりも実体験!」の子育て
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子育てで一番大切な、子どもの「強い心」を育てる、ということ。