2021年、風の時代が到来しました。
お正月はどのように過ごされましたか？

前回記事では、我が家のテニス三昧の年末年始について語りました。

とはいえ、新年、それも新しい「風の時代」を迎える大切な節目に向けて、まだGoToキャンペーン中止前だったときに、練習と試合の忙しいスケジュールの合間をぬって、親子で九州へ。
ダイナミックな自然体験をして、心洗われてきました。

今回の旅のハイライトは、熊本県阿蘇山と、宮崎県高千穂峡。
県境近くに位置する大自然地帯を、熊本空港からレンタカーしてめぐりました。
阿蘇のカルデラや高千穂峡にみる、巨大な阿蘇火山活動の形跡を目にして、日本の大自然のパワーを全身で感じることができました。

まずは熊本の阿蘇ジオパークへ。阿蘇ジオパークでは、阿蘇山火口周辺の地を踏みしめながら、巨大なカルデラを一望することができます。世界有数の火山大国である日本の自然の偉大さを肌で感じることができる、ド迫力の自然体験！

その日は、黒川温泉で一泊。

翌日は、県を跨いで、宮崎県へ。日本の神話の里とも呼ばれる高千穂峡は、まさに「にほんむかしばなし」の世界。
阿蘇火山の噴流が切り立った渓谷、淀みのないどこまでも透き通った青い滝水の清らかさに、心が洗われる想いがしました。

八百万の神々が協議をしたと伝えられる天安河原の洞窟を訪れると、祈願を行う人たちによって石積みされた小石の塔がいくつも連なっていました。その一つ一つが、人々が願う力によって命を宿し、いまにも動き出しそうな、そんな秘めたパワーがあるように見えて、不思議な心地がしたものです。

多くの神社がパワースポットとされる所以は、人の魂と自然との繋がりを感じられるからかもしれませんね。
神社巡りも、自然体験の新しい形かもしれません。

九州の旅では、たくさんの神社をめぐりました。

二礼、二拍手、一礼。

どこの神社でも、息子はいつになく真剣そうに祈願していました。
テニスで強くなりたい！という渾身の想いを馳せていったのでしょう。

さて、思う存分ダイナミックに自然体験を楽しんで東京に戻ると、またテニスの試合と練習の日々。

例年ほど余裕はないものの、新年は気持ちを整える大事な節目です。
おせち料理も少し作って、親戚や友人と祝福する時間もなんとか楽しむことができました。

コロナ禍で不安の絶えない年始となりましたが、2021年という新しい時代、みなさまにとって実りある年となりますよう、お祈り申し上げます。

〈佐久間麗安連載〉
「子どもの好き」が最大のモチベーション！な国際派子育て

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