夏休み前半はスイスでのサマーキャンプ|娘の成長と素晴らしい体験

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子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

名前
小浪良子 / Ryoko Konami
家族
3人(夫、7歳の女の子)と8歳の豆柴
所在地
ニューヨーク
お仕事
IROHA NYC経営
URL
小浪良子 / Ryoko Konami インスタグラム
URL1
IROHA NYC

子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし
今年の夏、娘はスイスでの2週間のサマーキャンプに参加しました。初日は少し心配でしたが、毎日笑顔で帰宅し「すっごく楽しかった!」と充実した表情を見て安心しました。こうして異文化に触れながら、その土地の学校へ通うのも3年目になり適応能力が高まってるようです。

娘を育てる中で変化に対する柔軟性は大切にしていることの一つ。

さまざまな出来事や環境変化を深刻な事として捉えないというのは、生きていく上で強みになり選択する力にも繋がる気がしています。

〝自然と触れ合う体験〟
この夏の私たちのテーマは自然と触れ合う体験をすることでした。サマーキャンプでは湖でボートを漕いだり、ロッククライミングをしたり、ハスキー犬と一緒に森を散策するなど、スイスならではのアクティビティに心躍らせていました。毎日届く写真に私もワクワク♪

自然は単に美しいというだけじゃなく、人間にとって力の及ばない恐さもあることも遊びながら身をもって感じられたと思いました。何かを身につけるための体験ではなく、夢中で遊び、ちょっとしたチャレンジをしながら身体で知る。子ども時代にしかできない感覚的な学びは心身に良いですよね。

スイスでのサマーキャンプは、刺激的なアウトドア・アクティビティが約7割を占め、毎日とにかく遊び倒すといったプログラムに惹かれたのもこの学校にした決め手だったんですが、曜日ごとにSTEAMや語学、自然について学べるセッションも組み込まれ、好奇心を育む内容でもあったようです。

ニューヨークにいるので異文化のお友だちと交流することは日常的ですが、普段とは違う場所でアクティビティを通じながら、さまざまな国のお友だちと触れ合うというのは自信にもなったようです。

〝文化交流の場〟
キャンプには、ヨーロッパ各地から参加している子どもたちが多く、アジア系の子どもは娘を含めて約1割ほどでした。ほとんどの子どもが英語を話せるけど、フランス語だけ話すお友だちも何人かいたそうです。同じ滞在先の子がクラスにいたり、先生たちのサポートもきめ細やかなので、たとえ英語ができなくても数日で馴染める環境に見えました。

当初、朝から夕刻までみっちり2週間はキツイかなと思い、もしかしたら途中で休むかもしれない、といった内容を学校へ連絡していたんです。

結果、その心配には及ばなかったんですが、気になる点は遠慮せず、担当の方へお知らせしておくと、子どもにもプレッシャーにならず良いかもしれません。

あっという間の2週間。

本当に良いひとときで、良い思い出と成長の一助になりました!

子育てをしていると未来を案ずるがゆえに、ついつい与えすぎてしまったり、束縛が生じてしまいがちだけど、自分自身で考え、選択し、行動する力を少しずつ身につけていけるよう「子どもは小さな大人ではない」というルソーの言葉を胸に、これからも娘の独自性や興味を見守っていきたいです。



<小浪良子さん連載>
子育ても仕事も自分らしく彩るマンハッタンの暮らし

       
  • サマーキャンプでのアクティビティ

  • アウトドア・アスレチックにも挑戦

  • 湖畔に聳える美しい水の石城、シヨン城

          
  • この日はぶらりラヴォー地区のワイン畑へ

  • 毎年とても楽しみにしている夏の一時帰国

  • 娘と一緒に歌舞伎鑑賞

  • 美しい自然に囲まれた最高の環境の中、毎日アウトドアアクティビティを楽しんだようです。この日は湖で大きなパドルボードにみんなで乗りました。

  • ある日のアクティビティでは、屋外のアスレチック施設へ。

  • イギリスの詩人バイロンが、囚われの身となった主人公の魂の叫びをロマンティックに謳いあげた『シヨンの囚人』が空前の大ヒット作となってシヨン城の名は世界中に広まったんだそう。今でも岩肌の牢獄には鎖や筆跡が残されていました。

  • 娘がサマーキャンプへ出かけている間は、毎日のフリータイムを心ゆくまで満喫していました♪

  • サマーキャンプ後はNYへ戻り、その後は日本へ! 帰国早々にパリ・オペラ座からやってきた『PLAY』を鑑賞。自らが吸い寄せられるように惹かれたものが人生を豊かにするものであることを忘れずに、人生はPLAYでありたいと思いました。素晴らしい作品でした!

  • この日は『七月大歌舞伎・新歌舞伎十八番』の演目を観に行きました。娘にとっては初の歌舞伎鑑賞。長いので大丈夫かなと少し心配でしたが、楽しんでいて良かったです。