はじめまして、SHIHOです。日本帰国で考えた子どもの語学力のこと

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モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て

名前
SHIHO
家族
3人家族(夫、11歳の女の子)、ミニチュアダックスのキョロ
所在地
東京都
お仕事
モデル、ウェルネスアドボケート
URL1
SHIHO(@shiho_style)Instagram
URL2
Shiho Style

【モデルSHIHOが奮闘、日本・韓国・ハワイが舞台の子育て】

みなさん、初めまして。

ここでは、お仕事の顔であるモデルSHIHOというよりも、母として、妻として、一人の女性として、
プライベートで感じていることや考えていることをシェアしていきたいと思います。私の「独り言」的なお話を楽しんでいただけたら! だって、日々いろんなことがありますから(笑)。

わたしたち家族の近況はといえば、3年間暮らしたハワイから去年、日本に帰国したこと。そもそもハワイ移住をしたのは、現地での娘の学校が決まったことや、家族で韓国のハワイ親善大使をしていたことがきっかけだったのだけど、まさか、また再び日本に住むことになるとは! (本当は10年くらい帰ってこないつもりだったのに!) 帰国の理由は、ビザの更新時にコロナ規制が厳しくなったのと、主人が契約する格闘技団体がアメリカからシンガポールに変わったことなどもあげられます。

とにかく、日本に戻るときに一番気がかりだったのは、娘の教育環境です。娘が生まれて、私たち夫婦が唯一決めたことは、彼女を「完璧なトリリンガルにすること」でした。日本人と韓国人の血を引き継ぎ、国際的に活躍してほしいという思いから、ここに至っています。

だから、娘の学校教育についても、どのタイミングで、どの学校に入れるかをすごく悩みました!! バイリンガルやトリリンガルのお子さんをお持ちの方なら、必ず悩める話かと思うのですが、私なりに色々リサーチして気づいたのは、子どもをどこの国で就職させたいか、がポイントだと思うのです。調べていくと、だいたい幼少期で過ごした教育環境で働く場所が決まる傾向にあるようです。

日本の小学校に入ったら、途中で留学しても、やはり日本で就職する子が多い。しかし、幼少期から英語教育だと、大学や就職先は海外に出ていく子がほとんど。これ、あくまでも私個人の調査意見ですが。私たちは海外での娘の活躍を期待していたので、幼少期は日本語と韓国語を基本のベースにし、小学校からは英語教育にすることにしました。

11歳を迎えた娘とのこの度の帰国では、せっかく英語教育を続けていたのに、との思いもありました。でも、ハワイに3年半移住してすっかり英語をマスターしたことで、すんなりアメリカ系のインターナショナルスクールに合格。私の気がかりに反して、このタイミングで帰国したのが大大大正解だったのです!

なぜって? それは、娘の語学教育的に良かったのです。娘は、0歳〜6歳のプレスクールから幼稚園までは、がっつり日本語。その間、2歳から韓国の芸能界で働き始めたことがきっかけで、韓国語を本格的に始めて、ママとは日本語、パパとは韓国語で流暢に2ヶ国語を話せるようになっていました。

6歳でハワイに住み始めてから、学校では100%英語。学校には日本語が話せる子がいなかったおかげで、娘の英語力はメキメキ伸び、2年目にはすっかり現地校に馴染んでいたのです! と思いきや、なんと、文法の違う、日本語、韓国語を使うことをだんだん嫌がり出して•••。

もちろん、テキストは毎日やってはいたのだけど、ある年にヨーロッパやアフリカなどに旅行に出かけた際、どこの国でも「英語が世界共通語なんだ!」と本人が気づいたようで、彼女の語学のプライオリティが完全に英語にシフトしてしまったのです。

細かい日本語が年齢を追うごとに、あれあれ?って聞き直すようになっていきました。「ママ、これは日本語で何ていうの?」って、単純な曜日や右左もわからなくなってきたり。「これやって!」と言われて、「何を?」って、目的語が抜けていて毎回聞き直していたり。日本語で話すときの動詞はすべて、「do」=「して」で済ませてしまったり。幼稚園時代に読めていたカタカナを、使わなくなったら読めなくなっていたり。

娘を見て、漢字は4年生までが限界なのではないかしら? と、密かに感じてしまったりも。以前、インターに通わせてるお母さんに「漢字が心配で」と伝えたときに、「そこ、求めます?」とはっきり言われたことを思い出しました。

子どもって覚えるのも早いけど、忘れるのも早いんですね(苦笑)。そのうち、娘の主張もあり、4年生の夏には日本語の勉強(漢字、カタカナ、読み書き)を諦めました。理由は、本人が「やりたくない」から。当時、どんなに説得しても無理だったから、泣く泣く諦めたのです。

そんなこんなで、今年から日本のインターナショナルスクールに転校したら、日本語の授業が毎日1時間ある! しかも、週1でテストも! 夏休みには、宿題も出してくれる! 先生も熱心に取り組んでくれて、彼女の状況を報告してくれるし、周りの子ども達も優秀な子が多くて刺激されたようで、あんなに嫌がっていた日本語がまた再びメキメキ伸び始め、すっかり復活してきたんです。

改めて、子どもの適応力の高さをしみじみ実感。そして、子どもって本当に単純で素直なんだと思いました。自分自身に必要に思えればやるし、必要に思えなければやらない。やらないというより、「やる理由が、あるか、ないか」を自分自身がちゃんと感じている。だからこそ、腑に落としてあげることが大事なんだと、気がつきます。

単純だからこそ、その環境作りさえすれば、すぐにできるということなんです。大人みたいに、変な知識や思考や言い訳がないのがいいんですよね。

さらに、日本への帰国をきっかけに、この夏から娘が韓国の芸能界に復活しました。実はここでも一悶着あり•••! 4年振りのTV出演で、なんと一言も話せなかった!!!!というエピソードが。韓国語を見事に忘れてしまっていたのです。これには、マネージャーも番組スタッフも頭を抱えてしまって冷や汗もの。最後は、本人の意思確認になり、「やりたいのか、やりたくないのか」の選択で、本人が「やりたい」と決めたことで、再び韓国語のレッスンも始まりました。

あんなに「やりたくない」と嫌がっていた、日本語と韓国語。本人が自分なりに必要性を感じ、自ら「やりたい」と決めたことで、以前の姿が嘘のようにやる気になって、今は取り組んでいます。彼女が新たな目標を見出してくれ、日々取り組んでいる姿勢を見ると、帰国という選択を決めたことを心からよかったと思います。

韓国で4年振りに復活する番組は、先週からレギュラー放送が始まりました。無言だった初収録から、努力を経て、彼女が語学ともに成長する姿を楽しみたいと思っています。

日本に帰国して、すっかり日本語が馴染んだ私自身も、英語力と韓国語力が俄然落ちてしまい、娘のことが言えない状態。目の前で頑張っている娘を見て、私もまた努力を積み重ねなければと、猛反省する日々です。

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  • ハワイに移住してから、家族でホノルルマラソンの10kmウォークに参加。完歩後、お疲れのサランを抱っこ。

  • ハワイでも海が格別にキレイなワイマナロビーチ。家族やお友達とよく遊びに行っていました。

  • 朝の寝起きに、愛犬とサランとの心地よい幸せのひととき。

  • ハワイでは家のすぐ近くにビーチがあって、毎日のようにお散歩していました。