中学生に読んでほしい良書~エッセイ・随筆(女性作家編)~

Choice

中学生のおすすめ読書シリーズ⑥~エッセイ女性作家編~

年齢
小学校高学年、中学生、保護者
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もものかんづめ
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
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おとなになるってどんなこと
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空が香る
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夏目家の福猫
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のっけから失礼します

中学生おすすめ読書シリーズ

中学生のおすすめ読書シリーズ⑤~エッセイ男性作家編~」に続き、今回は女性作家の作品から、おすすめの良書をご紹介します。

聡明な女性著者の体験談や思想が綴られ、多彩な価値観に触れることができるエッセイ・随筆。
視野を広げてくれそうな良書に出会えれば、他者への理解を深める手助けや、迷った時のヒントとなってくれるはずです。

また、エッセイ・随筆の論理的・客観的な文章は、作文や小論文を書く時の参考になるから、子どもの文章力向上にもつながりそう。

今回の女性作家編では、中学入試などで頻出の作家を中心に、中学生におすすめのエッセイ・随筆をご紹介します。

思わず笑顔になるようなエッセイや、人生について考えさせられる随筆など、子どもの感性を刺激し、世界を広げてくれる良書をチョイスしました。

母親である著者が親子の奮闘を描いたエッセイもあり、ママ・パパにとっても子育ての参考になるかもしれません。

新たな発見や価値観に触れられる、素敵な一冊を親子で探してみて。


〈掲載情報〉
1.『もものかんづめ』 さくらももこ
2.『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレディみかこ
3.『おとなになるってどんなこと』 吉本ばなな
4.『空が香る』 三宮麻由子
5.『夏目家の福猫』 半藤末利子
6.『のっけから失礼します』 三浦しをん

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中学生のおすすめ読書シリーズ⑥~エッセイ女性作家編~(本記事)

       
  • 『もものかんづめ』 さくらももこ

  • 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレディみかこ

  • 『おとなになるってどんなこと』 吉本ばなな

          
  • 『空が香る』 三宮麻由子

  • 『夏目家の福猫』 半藤末利子

  • 『のっけから失礼します』 三浦しをん

  • 「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこのエッセイ『もものかんづめ』。子どもの頃やOL時代の体験談が面白おかしく綴られています。感性溢れる言葉選びに、子どもから大人まで思いっきり笑えるはず。苦悩や失敗も笑い話にすればいいと教えてくれるような、前向きになれる一冊かも。

  • 著者の息子「ぼく」が通う、人種や貧富も多様な中学校での日常を描いた『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。毎日のように起こる様々な事件を、親子で悩みながら乗り越えていく様子が綴られています。大人の常識を軽く飛び越えていく子ども達の姿に、はっとさせられる一冊です。

  • これから大人になる子どもに向けて著された『おとなになるってどんなこと』。「大人になること」や、勉強、友達、死といった人生で重要な事柄との向き合い方について、著者からのメッセージが綴られています。珠玉の言葉が詰まった本書には、大人であるママ・パパも考えさせられそう。

  • 空が香る』は幼い頃に視力を失ったエッセイスト、三宮麻由子の著書。四季を「音、匂い、手触り、味」から捉えて描いた一冊です。視覚情報の無い「シーンレス」を強みに、目に頼らずとも感じられる豊かな世界を綴っています。著者の瑞々しい感性から、多彩な気付きを得られるはず。

  • 夏目漱石の孫である著者によるエッセイ『夏目家の福猫』。『吾輩は猫である』のモデルとなった猫の裏話や漱石没後の夏目家の様子など、伝え聞いた話と著者の日常がユーモアたっぷりに描かれています。本書で文豪の素顔を知れば、漱石の作品に興味を持つきっかけにもなりそう。

  • 直木賞作家の三浦しをんが、ありふれた日々の中で起こる奇想天外な出来事を綴った『のっけから失礼します』。収録されているエッセイは、大笑いしてしまうような面白トークから、心温まる家族とのエピソードまで多彩。何気ない日常から、特別な楽しみや喜びを探し出すコツを学べそうです。