中学受験に挑んだ僕が「最も影響を受けた人」と「将来の目標」

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都内インターナショナルスクールから広尾学園中学校へ進学⑧

名前
佐々木 正(仮名)
お仕事
広尾学園中学校(医進・サイエンスコース)学生
URL
広尾学園中学校

インターナショナルスクール生 その後の進路: 中学受験編
東京都内にあるインターナショナルスクールに通い、その後、広尾学園中学校に進学した佐々木正くん(仮名)の中学受験体験記。現在、広尾学園中学校の2年生になった佐々木くんの目下の目標は、「科学の甲子園」に出場することだそうです。

広尾学園中学校医進・サイエンスコースに通って1年が過ぎましたが、今の目標は『科学の甲子園』のジュニアの部に出場することです。同じく科学に興味のある友人たちと一緒に計画を練っています」

科学の甲子園ジュニア』とは、都道府県を代表した全国の中学生たちが、科学の思考力や技能を競う大会です。各学校の代表グループが47都道府県で開催される予選会に参加。予選を勝ち抜いたチームによる年に1度の全国大会で、日本一を競います。

他にも、英語検定1級の取得を目標にしたり、数学オリンピックに興味を抱いたりしているそう。

「それらの目標をクリアするためには、まずは日々の勉強を怠らないことかなと思っています。中学受験は終わりましたが、今も塾には通っています。英語力の維持とレベルアップのための『帰国子女アカデミー』と、大学受験を見越して『鉄緑会』に行っています。

日本の大学へ進学するのか、海外の大学を目指すのか、今はまだ決めていません。でも、6年後なんてあっという間に来ちゃいそうだなと感じているので、どちらの選択肢でもいけるような準備を今からしておこうと自分で決めました」

インターナショナルスクールから中学受験をすることも自らの意思で決めた佐々木くん。受験が終わった今もなお、将来を見据えてさまざまな目標に向かい努力できる自立心とパワーの源は、いったいどこから来ているのでしょう?

「影響を受けた人がいるとすれば、インターナショナルスクール時代の同級生たちですかね。数々のピアノのコンクールで受賞歴のある子、算数が得意で大学レベルの勉強をしている子、サッカーの日本代表を目指している子など、才能豊かな友人がたくさんいて。そんな友だちに囲まれて、"じゃあ僕が人に誇れることは何だろう?"と10歳ごろには考えるようになりました。

塾が大好きだったことや、遊びに行った学園祭での憧れが大きなきっかけとなりましたが、"人に誇れる何かを得るために、僕は僕なりに受験を頑張ってみよう"と思ったことも、中学受験を決意したひとつの理由だったように今は感じています」

そんな佐々木くんが憧れる人がもう1人。医師として日々、真摯に仕事に向き合うお父様です。

「父は医師として医療の最前線で働いています。いつも忙しく、なかなか自宅でゆっくりできない父ですが、僕や弟がまだ小学校にも上がらない幼い頃から、家で仕事の話を聞かせてくれていました。また、自宅には人体模型や図鑑があり、それを使って人体の構造や機能、術式のことなども話してくれます。

患者さんの命を救う仕事をしている父のことを尊敬していますし、その姿に憧れて、いつかは僕も医療やサイエンスの分野で人の役にたてる仕事に就きたいな、と今は漠然と思っています」

都内のインターナショナルスクールから中学受験を選択し、現在中学2年生になった佐々木くん。残念ながら、一般入試で挑んだ学校の合格通知を手にすることは叶いませんでしたが、公立小学校に転校してまで一般入試にチャレンジしたことも含め、「あえて厳しい道を選んだからこそ得られたものもたくさん。無駄になったことは何ひとつなく、後悔は微塵もないです」と、中学受験の体験を振り返ってくれました。

佐々木くんはこれからも自らの意思で動き、悩み、きっと輝かしい未来へと進んでいくに違いありません。


〈連載概要〉インターナショナルスクール生 その後の進路: 中学受験編
第1回:インターナショナルスクール生の中学受験。その「志望動機」とは?
第2回:国内インターナショナルスクール生の中学入試「受験方法」について
第3回:中学受験に挑むインターナショナルスクール生の「塾」と「志望校」
第4回:中学受験に挑むきっかけとなった「塾との出会い」「学園祭」
第5回:インターナショナルスクール生の「通塾スケジュール」と「両立の壁」
第6回:中学受験を決意!インターナショナルスクールから日本の小学校に編入
第7回:受験後に感じた「インターナショナルスクールと日本の中学校の違い」
第8回:中学受験に挑んだ僕が「最も影響を受けた人」と「将来の目標」(本記事)

       
  • 「科学の甲子園」への出場

  • 尊敬する父と

  • 自宅にある人体図鑑

          
  • 科学の分野に興味ある中学校の友人たち数名と「科学の甲子園ジュニア」への出場をもくろんでいます。そのためにはどうすればよいのか、日々、計画を練っているそうです。※画像は「科学の甲子園ジュニア」公式HPより

  • 「父はいつも僕の興味のあることに対して真剣に付き合ってくれます」と佐々木くん。そんなお父様は、「どんな道でもいいので、好きな道に進んでくれれば。その好きな道が、誰かの役に立つものであれば嬉しいですね」と息子への思いを語ってくれました。

  • 小学生の頃、自宅で父や弟と一緒に読んでいた人体の図鑑。英語で書かれたものと日本語で書かれたもの、どちらも愛読していました。最近は図鑑ではなく、動画を見ながら臓器の構造や機能などを学ぶことが大好きなんだそうです。