お試し移住のつもりでスタート!親子で飛び込んだマレーシアライフ

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海外移住&教育のリアル③マレーシア編

名前
MOEKO
家族
4人(13歳の女の子、11歳の男の子)
年齢
マレーシア・ペナン島
お仕事
フリーランス
URL
note|もえ|マレーシア在住母さん

子どもの未来を想うとき、選択肢は日本国内だけにとどまりません。グローバル化が進む今、世界の教育はどのような現在地にあるのでしょうか。
本連載では、シンガポールパリマレーシアカナダなど、世界各地で子育てを経験したファミリーによる「リアルな教育事情」をバトン形式でお届けします。
学校選びのこだわりや現地に通わせて初めて見えた理想と現実、そして次なる進路への決断まで。国や文化は違えども、そこにあるのは家族が真剣に子どもの学びをデザインした等身大のストーリーです。
わが子に合う教育のカタチとは?世界を巡る家族の足跡から、これからの子育てのヒントを見つけてみてください。

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海外移住&教育のリアル③マレーシア編】
【vol.1:お試し移住のつもりでスタート!親子で飛び込んだマレーシアライフ】


海外で子育てをしてみたい!という想いをきっかけに2019年にマレーシアへ母子移住。インターナショナルスクールに通い、多文化の中で育つ子どもたちの成長を楽しみながら、自身も現地就労したり、新しい挑戦を続けてきました。
日本の外に出て初めて見えてきたグローバルな視点。離れて暮らしたからこそ感じる日本の魅力と誇らしさ。そして、これからの時代を生きる子どもたちに本当に必要な力とは何か。親子で学び、悩み、成長してきた体験をお届けします。

最初に「海外で子育てをする」が私のアイディアになったのは2015年、第二子の出産ごろでした。今でこそ教育移住という言葉をよく聞くけれど、当時はまだそんなブームもなく、情報源といえばブログくらい。そんな中でたまたま見つけたマレーシアでの海外子育てのブログに、「そんなのありなんだ!面白そう!」と心を掴まれ、すぐに興味津々になった私。

第二子の育休中に、1歳の誕生日を迎える前の息子と3歳の娘を連れて1ヶ月間、早速マレーシア・ペナン島に遊びに行きました。ビーチリゾートでのんびりしながら、同じく子育て中の友人たちとワイワイ過ごすこと。みんなでご飯を食べて、誰かが子どもを見ていてくれて、誰かが休憩している。そんな夢のような共同子育てのような時間を満喫しました。

子どもが子どもらしくのびのび過ごしていてOK、子は宝という感覚の大人がいる社会、経済発展が著しく街に勢いを感じる、などを体感。非日常なリゾートステイのはずが、もしかしてここで子育てしたらストレスフリーかも!という期待がムクムクと生まれたのを覚えています。

実際に過ごしてみて面白かったのは、マレーシアが「みんな違う」が当たり前の社会だったことです。マレー系、中華系、インド系をはじめ様々なルーツの人たちが暮らしていて、宗教も言語もさまざま。だからなのか、「違うこと」に対する許容度がとても高いようです。

みんな英語を話しながら、マレー語の他にそれぞれの母語も持っていて、小学生から3〜4言語を習い使い分けるのには驚きました。お互い違うのが当たり前だから、無理に同じになろうとしない。つまり、私が外国人として過ごしていても居心地が悪くない。そんな空気感も私がマレーシアを好きになった理由のひとつです。

育休を終えると、首都圏で夫婦共働き。満員電車の長時間通勤、子供もフルタイム保育園児という毎日に、充実感がありながらも、疲弊していたころ。マレーシアへの母子移住が急に現実味を帯びます。2019年、あるインターナショナルスクールの小学部がオープンすると聞いて、その学校の1期生として入学することになりました。

当時の保育園代と同じくらいの学費でインターナショナルスクールに通えるという好条件で、子どもが小さい頃の数年を海外で育ててみようか?という我が家のプロジェクトとして始まりました。夫は日本で仕事を続け、母子はマレーシアに移り住む、逆単身赴任のスタイルです。連休になれば夫が遊びに来て、日本の転勤族が地方で単身赴任するのとそれほど変わりません。"一大決心!片道切符の海外移住"ではなく、"ちょっとそこまで、数年のお試し移住"といういわば人生のスパイスのような感覚です。

マレーシアなら、日本と時差1時間なのでコミュニケーションを取りやすい。治安、医療、教育、生活費(当時はRm1=25円程で、生活費が安い。現在はRm1=40円かつインフレのため肌感覚ではコスト倍)など総合的にバランスが良く、幼い子を連れても住めるという判断をしました。まだ子どもが小さく、学習言語や受験・進学といったところまで深く考えていませんでした。のびのびと育った後に、18歳ごろ将来を選ぶときには、日本以外も自然と選択肢になるようなら素敵だな、程度に思っていました。

こんな理由でマレーシアへ母子移住し、外国生活の基盤固めにあたふたしたり、新しい出会いと、英語に苦戦する子どもたちのサポートを頑張る日々を始めるのですが。当時はまさか、この"数年のお試し移住"が7年続くことになるとは思ってもいませんでした。


〈連載概要〉海外移住&教育のリアル
①シンガポール編
第1回: インターナショナルスクール選びのラプソディ。わが家の選択の理由 (2026.05.28)
第2回: いざ入学!子どもたちがどっぷり浸かったSASでの学校生活 (2026.06.09)
第3回: 変化を恐れず、自分らしく。シンガポールでの教育と未来へのステップ(2026.06.18)

②パリ編
第1回: 私がフランスで「インター」ならぬ「バイリンガル校」を選んだ理由(2026.07.02)
第2回: 「正解」よりも「考える力」をフランスの教育が重視する本当の理由(2026.07.09)
第3回: 海外で子育てをする私が日本語以上に娘に伝えたい「日本人らしさ」(2026.07.16)

③マレーシア編
第1回: お試し移住のつもりでスタート!親子で飛び込んだマレーシアライフ(本記事)

       
  •       
  • マレーシアはベビーカーで歩けるような歩道はほとんど無く、歩かなくなった娘はおんぶして移動。スーパー帰りで荷物と子供二人を抱えていた時、親切なマレーシア人の方が声をかけてくれて、車に乗せてもらったこともあります。

  • 滞在先から車で15分も移動すれば、ビーチリゾートが!海も山も自然がすぐそばにあり、世界遺産の街並みと、ご飯が美味しいペナン島の虜に。

  • 11ヶ月の息子をエルゴで抱っこ、3歳の娘を片手に抱っこしながら、マレーシア ペナン島のジョージタウンを散策。ブルーマンションにて。

  • インターナショナルスクールに登校。毎日お弁当を作り、車で送迎。クラスには日本人はいないので、友達を作り遊ぶために英語習得するしかない子どもたち。

  • 放課後や休日は、コンドミニアムのプールでひたすら遊ぶ。こんな素敵なプールが自宅にある生活は夢のよう。