リアルな事実が胸に迫る!中学生におすすめの本〜ノンフィクション編

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中学生おすすめ読書シリーズ

取材や記録など、事実を積み重ねて見えてくるリアルな世界を描く「ノンフィクション」。

社会問題を題材にしたノンフィクションは現実を扱っているからこそ、迫力があり読みごたえもあります。

また、ノンフィクションは著者の考えや伝えたいことを確実に読み取く、読解力の訓練にも最適。実際に、中学・高校・大学入試では、ノンフィクションのジャンルからも多く出題されています。

本を読み進めると、著者の経験や物事の考え方が明確に。その読書体験は思春期の子どもだけでなく、親にとっても新しい視点や発見をもたらしてくれそう!親子で同じ本を読んでディスカッションするのもおすすめ。


〈掲載情報〉
1.『青春を山に賭けて』 植村直己
2.『15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ』 岩野 響
3.『青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記』 高橋 絵里香
4.『わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。―児童労働者とよばれる2億1800万人の子どもたち』 岩附 由香
5.『わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』 マララ・ユスフザイ
6.『あなたが世界を変える日ー12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ』 セヴァン カリス=スズキ

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  • 『青春を山に賭けて』 植村直己

  • 『15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ』 岩野 響

  • 『青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記』 高橋 絵里香

          
  • 『わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。―児童労働者とよばれる2億1800万人の子どもたち』 岩附 由香

  • 『わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』 マララ・ユスフザイ

  • 『あなたが世界を変える日ー12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ』 セヴァン カリス=スズキ

  • 29歳で五大陸最高峰を全制覇した冒険家植村直己の軌跡。内からあふれ出る探求心を形に変える行動力、彼を突き動かしたものは次への夢でした。飾り気のない言葉で綴られた自分の夢を実現していく様は、他人軸で生きるのではなく、自分軸で生きることの大切さを教えてくれます。

  • 10歳でアスペルガー症候群と診断された著者が、自分にしかできないことを見つけて生きていく様子を、コーヒー屋さん「ホライゾンラボ」を開業するまでの経緯を通して描いた一冊。本人、両親の立場から綴られているので、それぞれの思いを受け止め、親子で感じたことを共有するのもおすすめです。

  • ムーミンに導かれ16歳でフィンランドを訪れた少女の留学記。同調圧力にあふれた日本からフィンランドに移り「自分を尊重し生きていくこと」へ自分なりの答えを見つけ、あるがままの自分へと変容していく示唆に富んでいます。自我を問い、作っていく思春期にこそ読んでほしい1冊です。

  • 世界中でおこる児童労働、子どもが働かなくてはならない理由、その原因について書かれている1冊。同世代の子どもたちが働いている社会があること、その背後にある世界的な社会問題を知ることにもつながります。「まずは知る」そして、自分に何ができるかを問いかけるきっかけになりそう。

  • イスラムの武装勢力に銃撃された16歳の少女マララの手記。教育を受けることは生きていく知恵を授かり、広い視野で物事を見つめ自分自身で考えていくこと。その必要性を問いただしてくれる1冊。16歳という同世代の少女が訴える「教育」が「学ぶ」ということを考える問題提起になりそう。

  • 1992年国連の地球環境サミットで世界各国のリーダーを前に語った12歳の少女のスピーチ。「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください」シンプルな問題提起から30年たった今、私たちは変化しているのだろうか?SDGsが謳われる今、原点に立ち返らせてくれる1冊